先日、緑丘中と城南中でそれぞれ文化祭を取材した。限られた時間内での取材のため、全てを鑑賞していないが、質の高さに感心した。決して十分な準備期間ではなかったと思うが、生徒たちが一丸となって取り組んだ作品だろうなと容易に想像できた。
自身の中学生の頃を振り返ると…文化祭についての記憶はほとんどない。中学、高校と、どちらかといえば部活動に重きを置いていたため、文化的な学校行事にはそれほど積極的ではなかったことは覚えている。
当時は生徒数が多く、自分のように大して関わらなくても文化祭は成り立っていた。しかし、少子化により生徒数が減少した今は、全校生徒が何らかの形で関わらないと、文化祭の開催自体が難しくなっていると勝手に想像する。
生徒同士の絆を深め、教職員との距離も縮まる点で文化祭は大切な学校行事。同じ方向を向いて準備や練習を行い、発表を終えたあとの充実感や達成感はきっと良い思い出の一つになるだろう。両校の文化祭を見ながら、そのようなことを思い、そして、自分はもっと関わっておけばよかったと少しだけ後悔した。
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