「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、アサヒビールがサイバー攻撃を受け、サントリーが12月に予定していた数量限定の2つのビールの発売を中止したという。アサヒが需要に応えられなくなったことで、他ブランドのビールの需要が急増し、出荷調整する事態となった。限定商品より、定番商品の安定流通を優先するという。アサヒはビールだけでなく他の飲み物にも影響がでているよう。
身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」というタイプのサイバー犯罪。サーバーを攻撃してデータを抜き取り、正規のアクセスにロックを掛けて、漏洩させた情報を公開されたくなければや、ロックを解除してほしければ、金銭を払えという手口。
インターネットを経由して情報をやりとりしていれば、いつ被害にあってもおかしくない。OS、ソフト、通信機器などのセキュリティー対策が重要という。病院が狙われ、診療に支障をきたしたこともあった。企業の対策はもちろん、抑止力になるように警察が犯人を検挙することに期待したい。
(M)
