日本人なら誰もが大好きなおにぎり。すでに弥生時代には食べられていたというから、最も古いソウルフードといっても過言ではないと思う。戦国時代には携行食として広く普及。勝負飯だったものが、江戸時代に平和になってくると旅のお供に。現代では朝ご飯から弁当、行楽や運動会まで、幅広いシーンで登場する。
関西では俵型が主流だったが、コンビニで三角型のおにぎりが販売されるようになると全国的に広まり、今では約9割がこの形状を採用しているという。
代表的な具といえば、王道のサケやおかか、ツナ、明太子、昆布、梅干しなど。お気づきだろうか。ほとんどが海の幸である。ご飯のおかずといえば肉系がメインとなることが多いのに、おにぎりではその主役の座を魚に奪われてしまっている。唐揚げや牛しぐれなども健闘するが、不動の人気を誇るトップには大きく差を開けられている感が否めない。
疑問に思ってネットで調べてみると、明確な答えを見つけることはできなかった。寿司ネタに肉系が少ないことに共通しているのだろうか。答えを知りたい。
【織】
