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社説「再発防止と信頼回復に全力」

 先日、警察記事で決してあってはならない重大な誤報をしてしまいました。正確な情報を提供することが私たちの責務であるにもかかわらず、このような事態を招き、被害者様ならびにご家族様はじめ多くの皆さまにご迷惑をおかけしたこと、深く反省しております。大変申し訳ございませんでした。

 この社説欄では、行政に対する提言や問題提起など、時には厳しい視点で論じます。それだけに自分たちも襟を正さなければなりません。今回の誤報により、ご購読者の皆さまにご迷惑をおかけしている点について説明いたします。
 
 誤報に対応して、和歌山県警本部および新宮警察署などの各機関から提供される広報資料が9月25日以降、一定期間停止しています。このため、本来なら掲載するはずの警察記事(交通死亡事故)が掲載できませんでした。この件についての問い合わせもいくつかあり、厳しい指摘の声と叱咤激励の両方をいただきました。ご購読者の皆さまには心より深くおわび申し上げます。新宮警察署には報告書と再発防止策を文書で提出し、この状況を少しでも早く改善できるよう努めております。
 
 警察発表の広報資料には個人情報が含まれており、特に匿名報道となるケースが多い被害者情報の保護には最新の注意を払う必要があります。このため、校正作業は限られた人員で行っておりましたが、今回は記事の誤りに気付くことができませんでした。今後はこれまでの確認体制を見直します。警察記事に関しては、記事作成者以外に3人が広報資料と照らし合わせて確認し、3人の確認印がなければ印刷工程に進めないルールとします。個人情報の取り扱いと守秘義務については、これまで以上に全従業員が意識し、会社全体で再発防止に努めます。
 
 創刊以来、私たちは「身近な情報からふるさとの提言まで」を胸に刻み、人々の心を和ませ、地域に明るい光を照らす情報を届けるよう努めてまいりました。「ペンは剣よりも強し」の言葉があるように、記事の影響力は大変大きなものです。喜んでもらったり、まちがにぎわったりすれば、それは私たちの喜びにもなります。一方で、今回のように記事の誤りにより人を傷つけてしまうこともあります。先人が長年にわたり築き上げた、ご購読者様そして取材先との信頼関係も揺るがしかねないもので、信頼回復に努めるしかありません。再度原点に立ち返り、新聞発行にあたらせていただきます。
 

      10月 3日の記事

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