• おせち・オードブル特集
  • 「縁会」特集
  • クマ目撃情報
    十須の此々野地区
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

紀南抄「津波避難タワーの安全性」

 太平洋沿岸にある千葉県の匝瑳(そうさ)市の海水浴場近くに整備されている津波避難タワーの腐食が進んでいるというニュースを見た。完成から10年しかたっていないのに、潮風にさらされたタワーはさびつき、まるで廃墟のよう。建て替えるにしても物価高などにより建設費が膨大となり、市の財政状況から施工時期は見通せないという。
 
 タワーは津波からの避難という名目上、どうしても海から近くの場所に建設する必要がある。当該のタワーも塩害対策や修繕は行われていたようだが、さびの進行を止められなかった。別の塗装方法で整備したほかの2か所のタワーの状態に問題はなく、原因は特定できていないという。
 
 タワーは建材の耐用年数に加え、地震の揺れと津波の威力に耐えうる構造が不可欠。肝心な時に使用できないとなると、存在する意味がない。当地域沿岸の自治体にも避難タワーが何基か整備されているが、住民が安心して避難できるよう、今一度点検・補修して、いつ発生するか分からない大地震に備え、安全性を確保してほしい。
 
【織】

      9月 6日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      イベントカレンダー

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ