おわせ港まつりが終わった。市制70周年記念だった去年に比べて花火の規模が縮小したものの、観覧席の前方の空を埋め尽くすプログラムもあり、多くの人が満足するものだったと思う。会場では「今までの中で一番良かった」との声が聞かれた。
経費の高騰が課題の一つとなっている。最終的に1300万円余りの寄付金が集まったが、人口減少もあって事業所経営は苦しいし、廃業する事業所も多くなっている。今後も市民を楽しませるものにするのは大変だろう。
ここ2年程の物価高騰の前に、警備代が高くなっている。多くの道路工事などで警備員を配置するようになった後の話。熱中症対策にも経費がかかるようになっている。花火に使える資金が限られてしまう。
港まつりでも多くのボランティアが関わっているが、熊野のように外部から学生ボランティアを引き込むことができないか。尾鷲高校の生徒でもいい。花火が始まるまでの企画の一部、あるいは終了後の誘導などをしてもらえれば、助かるのではないか。
(M)
