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不連続線「企業存続にも英語教育必要」

 学校で習った英語もこの年になると何の意味もない。昔の英語教育は文法重視だった。そもそも英会話ができないから日常生活で英語を使う機会がない。泡と消えたようなものだ。
 
 輪内中と賀田小の小中連携英語活動を取材した。英語との距離感が昔と違う。英語にコンプレックスを持つ子は少ない。授業は意欲的でどの子も楽しそうに見えた。
 
 文部科学省が全国の公立学校に行った昨年度の状況調査によると、中3で英検3級以上の英語力がある生徒は52%、高3で同準2級以上は51%もいる。さらに英語力を高め、60%以上にする目標を掲げている。
 
 他方、国の認可を受けて、特例的に授業を英語で行う小中学校がこの5年間で2倍近くに増えたという。子どもの英語力を高めたいというニーズの表れだ。
 
 子どもにだけ英語を学ばせておけばいいわけではない。人手不足で労働力を外国人に頼る日本だが、外国人を雇うにも意思疎通が図れないとどうしようもない。英語力アップは会社経営の継続・成長に不可欠な「必須の投資」である。
 
(N)

      6月27日の記事

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