紀北町教育講演会で、つるの剛士さんのトークショーを聞いた。や俳優、ミュージシャン、コメンテーターと幅広く活躍している。個人的には人気クイズ番組の〝おバカキャラ〟のイメージが強かったが、「教育は共育、子育ては親育て」「家の中は安全地帯にしようとしている」と、何より分かりやすく説明していたことが印象的。『男子三日会わざれば刮目して見よ』とはいうが、よく学ばれたのだろう。
「『パパとママの子どもだから大丈夫』は、軽いようで、責任のあるものすごい言葉」は特に心に響いた。絶対的な信頼感がなければ言えないし、問答無用の肯定感は子どもの心を強く支えるだろう。
確かに親や幼少期の環境で人生が左右されてしまう可能性はあり、好きな言葉ではないが「親ガチャ」は現実問題としてある。親として完璧を求められる風潮が少子化の一因になっているのでは。つるのさんの「親だからこうしなければ、ということはなく、一緒に育っていけば良い」という言葉は、多くの親を救うのではないか。
(R)