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工業系コンクール 好成績で今後の自信に

「製図」特選、「作文」優秀賞、「照明」金賞
新翔高3年 太田 静賀さん

 和歌山県立新翔高校の総合学科で建設技術系列を選択している太田静賀さん(3年)がこのほど、県内の工業系の高校生が参加する「第44回製図コンクール」で特選、「第41回工業高校研究発表大会」作文部門で優秀賞、「第50回照明コンクール」アイデア・デザインの部で金賞を受賞した。コンクールは、県高校教育研究会工業部会、県産業教育振興会工業教育部主催。

 太田さんは建設技術系列で、主に土木について学んでいる。道路やトンネル、橋などのインフラは人間の生活を支える重要なもので、将来多くの人の役に立つ仕事に就きたいと思い選択したという。

 製図コンクールで太田さんは、橋の下の土台や側溝などが課題となる土木部門に挑戦した。製図には正確な数値や美しい線が求められるため、「授業でしっかり学んだことを基に、なるべく消しゴムを使わないように、一度できれいに線を書くように心がけた」という。

 研究発表大会の作文部門は、現在学んでいる工業教育の感想や決意などを述べるもので、太田さんは「未来の基盤」というタイトルで発表。高校で学んだことや身につけたことが進路選択や自身の考え方などに影響を与え、これからの未来に生かしていきたいということを伝えた。

 照明コンクールでは、照明が体に与える影響に着目。「睡眠の質を科学的に向上させる眠りをデザインする照明」をコンセプトに、時間帯や外の状況によって太陽と同じように明るさや色を自動調整する照明器具を考えた。

 受賞を受けて太田さんは「学習の成果を認められたことで、今後の自信につながった」と喜んだ。卒業後は造園関係の学校に進学が決まっており、「測量など基礎的なことは今学んでいることと共通しているが、これまで扱ったことのない植物・生命との関わりなのでドキドキしている。将来の職業としても興味がある」と語った。

      1月29日の記事

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