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3つの「勝浦」助け合い 全国勝浦ネットワーク会議 交流や災害時の応援

 那智勝浦町と千葉県の勝浦市、徳島県の勝浦町でつくる「全国勝浦ネットワーク会議」の第19回会議が10日、那智勝浦町であった。3市町の首長が集まり、同じ「勝浦」の名を持つ自治体として、文化や産業の面での交流に向け方針を確かめ合った。
 
 同会議は、「勝浦」の名がつく3つの自治体の交流と相互発展を目的とし、2001年に1回会議を開催。2003年に友好都市盟約を取り交わし、2005年には災害時相互応援協定を結んでいる。交流事業として、文化財等の交換展示、周年行事などでの芸能団体の派遣、各イベントで出店し特産品を販売するなどがある。

 この日の出席者は那智勝浦町の堀順一郎町長、千葉県勝浦市の照川由美子市長、徳島県勝浦町の野上武典町長の3人と、各自治体の担当職員ら。

 あいさつに続き、議事。「今後の交流について」では、青少年交流、文化交流、産業交流の3つについて継続的に行っていく方針を確認した。小中学生の派遣・交流を行う青少年交流については、近年実施できておらず、青少年に限らず同業者同士の交流なども考えてよいのでは、野上町長から意見があった。

 堀町長は、当地方ならロケット関係、勝浦市なら独自の取り組み、勝浦町なら100段のひな壇などで飾る「ビッグひな祭り」など、各地の様子を映像で提供し合い、イベントなどでモニターを使い上映することを提案した。

 その他、災害時に被災した地域の自治体に代わって寄付金を預かり、事務処理などを行い被災自治体にはお金だけを届けるふるさと納税の制度「代理寄付」について、代理寄付の開始基準や寄付金の受け渡し方法などについて合意し、3人の首長が合意書に調印した。

 冒頭あいさつでは、3人の首長全員が災害時の相互応援協定について触れ、有事の際の助け合いを大事にしたい旨を語った。勝浦市の照川市長は「2つの町とつながって、しっかりと手を取り合ってまいりたい。そしてお互いに喜び合える、困った時には助け合えるネットワークを築いてまいりたい」とした。
 
 

      10月11日の記事

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