尾鷲市教育委員会はこのほど全国学力・学習状況調査の尾鷲市分の結果を公表した。学力面では、全国平均正答率を100とした指標で小学校国語が97、算数が96、中学校国語が98、数学が100という成績。詳細をみると、中学校の数学は全国をやや上回っている。一方で、小学校の算数は正答率で10ポイント以上の差がついた。
平日1時間以上家庭学習をしているのは小学生で44.8%で県平均より5.8ポイント低かった。昨年は71.1%あり大きく落ち込んだ。中学生は72.6%で昨年より9.3ポイント高くなり、県平均との比較でも9.4ポイント高くなった。
「授業で学習したことは、社会に出たとき役立つ」と考えているのは、小学生、中学生とも県平均を上回っている。いいことだと思う。「これ、何の役に立つん?」と聞いたこと、聞かれたことがあると思う。役に立つことが学びの本質ではないだろうが、役立っていることが分かれば学習意欲につながる。そのような学びを提供してもらいたい。
(M)