書道団体「書清会」の第19回作品展が29日(日)まで、熊野市井戸町の市文化交流センター第一研修室で開かれている。時間は午前9時~午後5時、最終日は午後4時まで。
皇室に書を進講した桑原翠邦氏に師事した海上翠舟(昶)氏が顧問を務める。海上氏の教えを通して古碑・法帖の臨書や研究を行い、個々の持ち味を生かした作品作りに励んできた。
今回は高校生から70歳代までの会員10人が出品。海上氏が紀南・木本高校で教鞭(きょうべん)をとった時代の教え子や、子どものころから書道塾に通った若者らが、毎年、今研究している作品を発表する。作品展に向けて追い込まれるが楽しく切磋琢磨しているという。
桑原翠邦氏、海上氏の作品のほか、今年の全国書初大会一般の部で特選に選ばれた鈴木悦代さん、師範の部秀作賞の中村子さん、峪口博子さんの作品も展示。
同会は「顧問である海上翠舟の教えを通して取り組んだ作品をご高覧いただければ」と伝えている。