台風10号は1日正午、三重県沖で熱帯低気圧になった。東紀州地域より三重県中北部や静岡県、関東地方で雨の被害が大きかった。
雨が一番降ったのは8月29日。影響で国道425号、311号の一部などが規制された。国道425号の奥には尾鷲市の清掃工場があり、金曜日、土曜日の可燃ごみ等の収集が見送られた。
新しいごみ処理施設の建設予定地である、市営野球場につながる311号も連続雨量200ミリで通行規制がかかる。今回も一時、尾鷲市街地と九鬼の間でも通行止めとなった。ゲートが市クリーンセンターより九鬼側にあるので、新施設になった後は「通行止めで清掃工場に運べないため収集中止」ということが無くなりそう。
公共施設にはさまざまな観点で強靭(きょうじん)化が求められている。耐震性のない建物が避難所に指定されていることをはじめ、解決すべき問題も多い。求められる水準も高くなっていて施設が存在するだけでは不十分。時間はかかるが一つ一つ改善を図っていく必要がある。
(M)