今年も夏休みのジブリ映画の放送があった。「となりのトトロ」と「天空の城ラピュタ」のビッグタイトルを2週連続オンエア。もう何度見たことか。物語の展開やセリフ、クライマックスもラストシーンも分かっているのに、何回見ても飽きないのがジブリ作品のすごいところである。
20年ほど前に開館して間もなくの三鷹の森ジブリ美術館に行ったことがある。こぢんまりとした館内に、関連する展示品を多数収蔵・公開していて、じっくりとジブリの世界観に浸ることができた。愛・地球博記念公園に2022年にオープンしたジブリの世界を表現したジブリパークは、映画作品を題材にした展示・演示施設が広大な敷地に分散した形で設置されており、ファンや親子連れらに人気のよう。
ジブリ映画を見ていると、昔は苦手だったキャラクターが今は好きになっていることに気づく。例えばラピュタの女海賊・ドーラ。パワフルで豪快、騒がしくて破天荒な性格が子どもながらに受け付けなかったが、今では肝っ玉母ちゃんとして、逆に憧れの存在になっている。
【織】