当地方で芸術活動に励む女性たちのグループによる作品展示会「第14回なでしこArtists展」が、熊野市井戸町の市文化交流センターで開催されている。期間は28日(日)まで。時間は午前9時~午後7時、最終日は午後4時まで。
“なでしこArtists”は「熊野の地域で活動する女性アートグループを」と平成21年に発足した。メンバーは代表を務める榎本優子さん、海上浩子さん、中道晴子さん、中山薫さん、前川裕子さん、阪口けい子さんの6人。普段は絵画教室や学校の美術講師など務めている。グループ名の「なでしこ」は、日本古来の花である撫子の女性らしさ・可愛さ・しなやかな強さといったイメージから決めた。
展示会は毎年この時期に開催していて、展示会のテーマは定めず、それぞれが1年の間に制作した作品を出品する。今年は油彩画や日本画、ミクストメディア(形式に縛られずさまざまな素材を用いて自由に表現する手法)など計26点。この地方の感動した景色や光景を描いたもの、模写、心象画など個性を生かした作品、チャレンジ精神あふれる作品など、展覧会を通して芸術活動を発信する。「来ていただいた方にとって少しでも癒やしの場になれば」と来場を呼び掛けている。