一般参列呼び掛ける
新宮仏教会(佐々木実結会長、13か寺)は8日(月)午前10時から、新宮市千穂の宗応寺で、仏教の大恩教主「釈尊」の誕生を祝う「降誕会」(こうたんえ=花まつり)法要を、加盟寺の住職らによって行う。また、同日午後1時からは、一般参列を呼び掛け、同市野田の市福祉センターで「平和祈念祭」法要(戦没者供養)と、白浜町の聖福寺(しょうふくじ)住職・関守研悟氏による音楽法話「祈り~いのちの歌を響かせて」を開催する。
「降誕会」は、「涅槃会(ねはんえ)=2月15日」、「成道会(じょうどうえ)=12月8日」と共に三大法会の一つとして重んじられている。釈尊の母摩耶夫人は、出産が近づき土地の週間によりカピラ城の東にある実家に向かう途中、ルンビニーの花園で休み、身を洗浴し花を採ろうとしたときに釈尊を出産したとされている。天は釈尊の誕生を祝して甘露の雨を降らせたことが「甘茶」の由来となり、ルンビニーの花園をかたどり、花御堂になったと言われている。花まつり法要では、花御堂に祭られた釈尊の誕生仏像に甘茶をかけてお参りする。
音楽法話を行う関守氏は、唱歌・童謡などの音楽を用いて禅の教えを伝える法話で年間数十回におよぶ講演活動を続けている。
新宮仏教会の加盟寺院は、松巖院、浄泉寺、瑞泉寺、清閑院、清蔵寺、清凉寺、専光寺、宗応寺、長徳寺、東仙寺、遍照院、本廣寺、名体寺ーの13か寺(50音順)。