新宮商工会議所青年部の下原久幸会長はじめ新役員7人が22日、新宮市役所や県東牟婁振興局などを訪問し、就任のあいさつとともに、昨年度の活動内容や今年度の活動計画について報告した。
市役所では、田岡実千年市長と面談。下原会長が昨年度に実施した事業を紹介し、神倉神社での和傘のライトアップについては「毎年繰り返して行ってきて、だいぶ定着してきたと思う。これから新しいメンバーで今年度の事業について計画していく」と伝えた。
また、昨年9月に官民一体で実施した一般国道42号新宮紀宝道路・熊野川河口大橋の開通記念イベントについて、野中亮伸直前会長は「2県交流綱引きや、橋の上で角材をつなぐギネス記録など、盛大に開催させていただいた。これまで行政と一緒にイベントを運営することがほとんどなかったので、とても刺激になったし、職員の方との関係性も構築された」と振り返った。ギネス記録で使用した木材や、綱引きの綱の今後の活用についても説明した。
田岡市長は「青年部の皆さんと行政が一緒になってイベントを行うことで、大変盛り上がってよかった。今後もぜひ協力をお願いしたい」と感謝を伝えた。また、市では今後、観光産業の確立に力を入れていくことを明かし、「インバウンド(訪日外国人)観光客が年々増えている。雇用の創出や飲食店の活性化に向けて、観光協会とも連携しながら取り組みを進めたい」と述べた。
新役員はこのほか、東牟婁振興局の今井善人局長と夏山晃一OB会長も訪問した。