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紀南抄「正しいシューズの履き方」

 先日、スポーツ少年団の子どもたちに向けた「スポーツリズムトレーニング」の取材に出向いた。一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会のSTAR認定インストラクターが講師を務め、本題に入る前に、正しいスポーツシューズの履き方について講義。その中で新たな発見があった。

 講師は「靴紐(ひも)を結んだまま履けるような靴はだめ。じっくりと時間をかけて履くようにしてほしい」と一言。靴紐を通す最上部の「穴」を正しく使うことで、足と靴が一体となって動き、けがの防止につながるとした。確かにスポーツシューズの最上部には少しずれた場所に穴がある。その穴を無視して履いている人、あるいは紐を通したとしても普通に結んでいる人が大半ではないだろうか。

 指導者や保護者も初めて知ったと目を丸くしていたが、子どもたちにとっては、大きな学びになったはず。素直で理解が早いため、子どものころの経験は将来の財産になる。

 当方も穴を無視していた一人だが、本来の用途を知らなかったことに、スポーツを長年やっていたものとして恥ずかしい気持ちだったが、新たな発見に喜びも感じた。

【F】

      1月14日の記事

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