兵庫県尼崎市の全市民46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーが紛失したというニュースが世間を騒がせた。給付金業務を委託されていた会社の関係先の男性がUSBを持ち出し、飲食店で酒を飲んで路上で寝てしまい、かばんごと紛失。警察官らによる捜索の結果、後日大阪府内のマンションの敷地内で発見されたという。
このニュースを聞いて、他人事ではないと思った。先日、USBを使ってデータの移動をしたからだ。もちろん個人情報などは入っていなかったが、USB本体が小さなものなので無くしてしまう可能性はゼロではないし、USBを経由したパソコンへのウイルス感染もありえる。そこからデータ流出のリスクも発生する。
コンピューター技術が発展し、小型化、安価化により誰でも手軽に利用できるようになった。膨大な量のデータが扱えるようになったが、便利になった代償として、セキュリティ対策を徹底しなければ大変なことになる。不正アクセスも増加しており、ここ10年間で日本の総人口とほぼ同じぐらいの個人情報が流出しているという。もはや自分の情報が流出しているものと考えた方がよさそう。
【織】