新宮ロータリークラブ旗学童軟式野球大会が５月３日～５日、新宮市佐野のくろしおスタジアムで行われる。大会初日にはゲストとして、元プロ野球選手の斎藤佑樹さんが訪れる。

 

　斎藤さんは早稲田実業（東京）のエースとして２００６年夏の甲子園に出場。田中将大投手（東北楽天）擁する駒大苫小牧（北海道）と決勝を戦い、延長１８回再試合の末、エース対決を制して全国制覇を成し遂げた。その後、早稲田大学に進み、東京六大学リーグで通算３０勝、３００奪三振の記録を残し、２０１０年のドラフト１位で日本ハムに入団。日本球界のエースとしての活躍が見込まれたが、度重なるけがにも悩まされ、プロでは思うような成績を残せないまま、昨シーズンを最後に現役引退した。

 

　高校時代からハンカチ王子の愛称で親しまれたようにスター性は十分。引退後は「株式会社斎藤佑樹」を設立し、自分を育ててくれた野球を、より素晴らしいものにしていきたいとして、さまざまな活動に意欲を見せている。今回の訪問は、当地方の野球少年にとっては、貴重な機会になる。プロの技術や雰囲気を存分に感じ取り、今後の目標に生かしてほしい。

 

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