尾鷲市林町の峪口晶子さんが23日(火・祝)午後2時から、自作の絵本『参太郎ギツネ』の読み聞かせを尾鷲神社で行う。
江戸時代初期、新田町を開拓した村田武右衛門の息子、参太郎がヤーヤ祭りの最中に化けキツネに食べられてしまう物語。
尾鷲市立中央公民館が刊行した『伝説の詩と尾鷲』にも載っている昔から伝わる話で、峪口さんは祖母からよく効かされていたという。
古老から言い伝えを聞き取るなど取材し、独自の創作部分を加えて制作。6年ほどかけてこの秋に完成させた。
絵本は16ページで読み聞かせの時間は20分から30分程度。申し込み不要。人数制限はないが、マスク着用など感染対策をとること。
峪口さんは「小さな子どもから大人まで、多くの方が来ていただければ」と呼び掛けている。