今年の年末年始は新型コロナウイルス感染予防のため、家族・親戚の元への帰省を避け、電話やオンラインチャットなどで年末年始の挨拶を交わす人が例年より増加しやすい傾向にあるという。
高齢者の「ひとりおうち時間」が増えやすい年末年始は、在宅中を狙った特殊詐欺が発生する恐れがある。離れて生活する家族を装った「オレオレ詐欺」や、自宅にアポ電をかけた後に訪問し、玄関先でキャッシュカードをすり替える「キャッシュカード詐欺盗」に対し、今まで以上に注意が必要だ。
さらに、店頭での混雑を避けるため、おせち料理の宅配受け取りや「オンライン福袋」の購入などで、ネットショッピングや宅配便の利用が増加する可能性がある。
和歌山県が行った「自動通話録音機モニター事業」のアンケート結果には、利用により約7割の人が「安心感につながった」と答え、約8割の人が不審電話や勧誘電話などが「なくなった」「回数が減った」と回答しており、効果が見られたとしている。電話を「常に留守番電話」か「非通知着信拒否」に設定することで詐欺被害の防止につながる。
【茂】