先日行われた尾鷲市長と鈴木英敬知事の1対1対談。話題が5つあり、どうも深堀りできていない印象を受けた。市からの要望や提案があって知事が回答する。1度のやりとりで次のテーマに移る。もちろん、市と県がある程度事前に調整していて、その結果が知事の言葉になっているのだろうが「上辺をなぞっただけ」の印象。傍聴者が多かっただけに残念。
コロナ関係の話が大半を占めた。県がPCR外来を尾鷲地区につくろうとしているのは既報の通り。地域の入院病床をどうするか、軽症者や無症状者の宿泊療養所の確保をどうするかにも課題がある。
県の教育体験旅行への補助に関心を持っている。知事によると南部地域への体験補助は1500人分の予算に対して、すでに30校1444人分の申し込みがあり、希望者全員に行き渡るよう増額を予定しているという。
この地域は、海、山、川で自然体験できる(遊べる)場所が豊富にある。県中部、北部の子どもたちにはぜひこの機会に訪れてほしい。県内に住んでいても、めったに来る機会がないのだから。また市町も、できるだけ多くの子どもを受け入れるために工夫を凝らしてもらたい。
(M)