秋の全国火災予防運動が9日、始まった。15日までの1週間、各地で啓発活動や訓練を通して住民に防火意識を浸透させる。新宮市消防本部では、初日に団員らが消防車で市内を巡回し、火の用心を呼び掛けた。最終日には総合訓練を予定している。
昨年の同運動初日、まさに広報活動に出かけようと出発式を行っていたところ、市内王子町で火災が発生した。啓発のはずが、まさかの火災現場直行という事態だったのを覚えている。
空気が乾燥し、暖房器具も稼働し始める時季になることから、火の取り扱いには十分注意が必要だ。今年はコロナ禍でいろいろな行事が中止となっているが、火災や地震などの自然災害はいつ、どのような時であっても発生する可能性がある。火事は一瞬にして命や財産を奪ってしまう恐ろしいもの。火を取り扱っているときはその場を離れないことが最も重要。電話がかかってきたり、来客があったりすれば、火の元をいったん消して離れる。同時に物事を進めていると必ず忘れてしまう。
住宅用火災警報器は10年を目安に交換することが必要。わが家もそろそろ交換時期に近づいている。この機会に確認してみようと思う。
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