知人に聞いた話。春休みで各地から帰省した大学生が、メンバーの一人の自宅に集まってマージャンに興じていたという。長時間、狭い場所で、となると新型コロナの感染リスクが高くなる。公務員でなくてもサラリーマンなら、かけてなくても批判を浴びかねない。仲間と旧交を温めるのはよいことだが、今しばらく我慢が必要。
マージャンと言えば、かなり以前に「若者のマージャン離れ」という話を聞いた。4人集まってガチャガチャというスタイルが現代的ではないのだという。費用をかけずに遊べるゲームが増えたことも大きいのだろう。
一方、数年前から静かに盛り上がっているのが、脳トレとしてのマージャン。「健康マージャン」と言って「賭けない、飲まない、吸わない」がキャッチフレーズ。適度に指先と頭を使うのがいいらしい。
一歩進めて、より簡単にでき、体を動かす「百寿雀」というのがある。介護予防にも役立つとして、尾鷲市社会福祉協議会が1か月ほど前に体験会を開いた。普段と違うことをすれば頭がよく動く。当面はコロナで積極的な活用は難しいかもしれないが、健康マージャンとともに普及が図れればよいと思う。
(M)