三重県選挙管理委員会がこのほど、県内の高校生や大学生から、若者向けの投票率向上に向けた啓発事業や、投票環境向上に役立つ提案を受け、ネット投票で最優秀提案を選んだ。投票率向上策では「小・中・高校での模擬選挙の充実」が、投票環境向上については「コンビニで不在者投票用紙をもらえるようにする」が選ばれた。
「投票所付近のインスタ映え化」というものもあった。投票所に1番に行くと、投票箱が空かどうかを確かめる作業を任されるらしい。国政選挙では「確認しました」というSNSへの投稿が見られる。こういうところからでも関心を持つのはいいこと。
1月に潮南中であった県選管のオンライン出前授業。担当職員が「私たちの意見を政治に届ける代表者を決める」と選挙の役割を語った。
総理大臣が嘘の答弁を繰り返す、書類を隠して出さない、検証の資料となる文書をルールを曲げて廃棄する、選挙で買収されても裁判で裁かれない。こんなことはあってはならない。
社会が正常に動くために国民・住民が政治を監視できるのが民主主義。投票に行くことが国や住んでいる地域を支える第一歩ということを意識してもらいたい。
(M)