新宮市婦人団体連絡協議会(劔持幸代会長)と新宮市社会福祉協議会(濵前泰弘会長)は20日、新宮市福祉センターで、「愛の日」にちなんだ「愛の日バザー」を開催し、福祉を身近に感じてもらう機会とした。
「愛の日」は、社会福祉を誰にとっても身近なものとして理解し、県民みんなが幸せになれるよう愛の手を差し伸べるため、和歌山県が昭和43年に制定したもの。「愛の日バザー」もそれに協賛した毎年恒例の事業。
今年は市民から集めた約1200点の商品が並んだ。協議会のメンバーが開催の前々日に収品に回り、前日に値付けを実施。食器や洗剤、タオル、カバン類などさまざまな日用品を「100円」「150円」「300円」など超特価で販売した。
午前10時の開場前から多くの市民が列に並んだ。開場と同時に一気ににぎわう盛況ぶりで、それぞれ品物を見定めては購入していった。
開始前、劔持会長に続き社協の濵前会長もあいさつ。会員の協力に感謝を伝えた上で、「この事業の目的の1つに社会福祉を身近なものとして理解するということがある。皆さんが協力してこの事業を進めてきたことはまさにそのことにつながる」と語った。
収益金は毎年、新宮市老人クラブ連合会(ゆうゆうクラブ)の芸能大会の運営費用に充てている。昨年は約15万円を売り上げたという。