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おすすめの1冊 魅力伝える 中高生10人 ビブリオバトル新宮

 新宮市立図書館は17日、同市下本町の丹鶴ホールで「ビブリオバトル新宮」を開催した。中学生6人、高校生4人の計10人の発表者(バトラー)が出場。自分のおすすめの本を手に、プレゼンテーション方式で魅力を伝えた。観戦者(オーディエンス)約100人が1番読みたくなった本に投票してチャンプ本を決めた。
 
 開会して、速水盛康教育長があいさつ。「発表者は自分の思いを言葉に乗せて熱く語ってください。観戦者も積極的に参加して、今日のひとときを皆さんで過ごしていただきたい。読書を通じて、今まで知らなかった知識や世界、自分自身の存在に出会ってほしい」と述べた。

 ルールは1人5分間で本を紹介、発表後3分間のディスカッションタイムがある。発表者は中学生の部と高校生の部に分かれて、それぞれおすすめの本を紹介。なぜこの本を選んだのか、どういった点が好きか、読んで感じたこと、おすすめする理由など魅力を熱く語った。

 投票の結果、チャンプ本となったのは、中学生の部は榎本幸喜さん(光洋中3)が選んだ「少女マクベス」。特徴的な表紙に惹(ひ)かれて読み始めたといい、「普段あまりミステリーは読まないが、スラスラ読み進めることができた」と感想。榎本さんは3年連続チャンプ本に選ばれ、「プレッシャーもあって失敗するのが怖かったが、選ばれてうれしさと同時にホッとした。県大会ではチャンプ本に選ばれることが目標」と話した。

 高校生の部は、中平妃夏さん(近大新宮高1年)の「陰陽師」。安倍晴明と親友の源博雅が数々の難事件を解決していく物語で、多くのシリーズがある。中平さんは「こんなに好きになった本はない。すべてのシリーズを読んだ。前回の大会では緊張して思うようにいかなかったので、今回は大好きな本への愛を熱く伝えた」と語った。チャンプ本に選ばれた発表者は、12月15日(日)に和歌山県立図書館で開催予定の和歌山大会に出場できる。

 この日は東京大学文学部の楯岡求美教授による講演もあった。

   ◇  ◇  ◇

 今大会への出場者と本のタイトルは次の通り。敬称略。

【中学生の部】
山下  漸(城南中3) 「暗幕のゲルニカ」
榎本 幸喜(光洋中3) 「少女マクベス」
本間 喜朋(熊野川中3)「睡眠こそ最強の解決策である」
奥  麻緒(緑丘中3) 「流浪の月」
杉谷好美怜(緑丘中3) 「Good Luck」
水口 胡都(高田中3) 「文豪ストレイドッグス 太宰治と黒の時代」
 
【高校生の部】
中平 妃夏(近大新宮高1年)「陰陽師」
横山  蘭(新宮高1)   「ひとりぼっちのソユーズ」
佐藤  薫(新宮高3)   「僕たちの幸せな記憶喪失」
巽  乙葉(近大新宮高1) 「ぼくのメジャースプーン」

      新宮市

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