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「銀河」4年目の運行開始 沿線自治体〝おもてなし〟も進化

初日は園児たちが見送る
 
 JR西日本の長距離観光列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」紀南コースの4年目の運行が今月から始まり、上り列車の初便が3日、始発のJR新宮駅を出発した。駅のホームで行われた出発式では、蓬莱保育所と丹鶴幼稚園の子どもたち約50人と関係者らが、旗や手を振りながら見送った。
 
 銀河は2021年に初めて紀南コースに乗り入れて以来、2023年まで3年連続で運行。車窓からの景色のほか、列車内や主要駅でのおもてなしや地域の特産品販売などが人気を集め、コロナ禍が明けた2023年の乗客数は約4500人で、一昨年度の約1.5倍と好調だった。

 今季は、今月1日~9月25日の期間、新宮駅~京都駅間を計21往復する。下りの京都~新宮は夜行列車、上りの新宮~京都は昼行列車で運行する。例年は9月から運行を始めていたが、今年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎えることから、これに合わせて運行を開始した。

 出発式には、田岡実千年市長、鳥羽真司東牟婁振興局長、JR西日本和歌山支社の富澤五月支社長、新宮駅の道本隆文駅長が出席した。今年の銀河の運行に合わせて新調した法被を着用。めはりさんやジャバライダーなどのご当地ゆるキャラらも先頭車両付近に集まり、みんなで右手を上げて出発の合図をした。

 前日にくろしおで京都府から新宮市に訪れたという中辻黎音さんは「紀南コースは3回目。景色が1番の見どころ。各駅でのおもてなしが多く、地域の魅力を知ることができる。今日は天気が良いので、海の景色を楽しみたい」と笑顔で乗り込んだ。

 田岡市長は「今年は世界遺産登録20周年の年で、いろいろなイベントをしているのでぜひ多くの方に体験してほしい。また各自治体でおもてなしをバージョンアップし、銀河に乗って全国各地から紀南地方を訪れてくれるお客さまに、満足して帰っていただけるよう頑張りたい」と話した。

 富澤支社長は「地元の皆さんのご支援のおかげで、今年も運行を迎えることができた。銀河や夏のキャンペーンで世界遺産20周年を盛り上げ、多くの方に足を運んでいただけるよう魅力の発信をしていきたい。銀河で和歌山の夏を満喫していただきたい」と話した。

 予約はJR西日本インターネット予約「e5489」もしくは、全国の駅のみどりの窓口でも発売している。

      新宮市

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