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年末年始の移動始まる 帰省や観光で当地方へ

 年末年始を当地方で 年末年始を当地方で過ごす人の帰省や旅行の移動が始まっている。JR新宮駅の利用も平時より増えており、28日は新宮駅でワイドビュー南紀や特急くろしおなどの列車を利用した客が大勢降車した。また、車では、紀宝町方面から新熊野大橋を通って新宮市方面へ向かう車の長い列も見られた。

 JR西日本によると、今月11日現在、管区全体で年末年始(12月28日~1月4日の8日間)の指定席予約状況は提供席数331万8000席のうち、予約席数は120万4000席。前年比143%、コロナ禍前の2018年比103%と増加している。
 
 うち南紀方面の指定席予約状況は上下合わせて定員140万5000席に対し予約席数は23万7000席で、予約率は17%。定員数は前年比91%、2018年比129%。予約席数は前年比132%、2018年比93%。
 
 新宮駅職員によると、年末の駅利用のピークは30日、年始は2日、3日と見込んでいる。ワイドビュー南紀が新型の列車になってから初めての年末年始にもなる。職員は「忘れ物などがないよう案内を強化しながら、安全に過ごしてまた利用したいと思っていただけるよう努めていきたい」とした。
 
 28日に和歌山市から特急くろしおに乗って新宮駅に降りた女子学生は家族の迎えを受け「夏ぶりの帰省。みんなに会えてうれしい。成人式(二十歳のつどい)があるので、昔の友達に会えるのが楽しみ」と話した。
 

      新宮市

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