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梅産業の発展や豊作 熊野本宮大社で記念式典

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で6日、「梅の日」の記念式典が行われた。県内梅産地の行政・JA・梅産業関係者らによる「紀州梅の会」(会長・真砂充敏田辺市長)が主催。梅産業の発展や豊作を願い、関係者ら約60人が参列した。
 
 本殿前で「梅漬けの儀」が営まれ、九鬼家隆宮司と参列者らが、南高梅約30キロを樽(たる)に入れて漬け、最後に九鬼宮司が塩と御神酒を注いだ。漬けた梅は梅干しに仕上げ、10月10日に奉納される予定。
 
 九鬼宮司はあいさつで「本年も貴重な梅を納めていただきありがたい。田辺市の中心産業・紀州の梅を多くの方々に広め、梅の恵みに感謝して、前へ進みましょう」と話した。また、梅の枝を収めていただいて「梅の舞」なども考えていきたいとも語った。
 
 紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則理事長は「今年は天候がよく豊作になる見通し。紀州の梅が全国の家庭で利用され、現代和食の一つとして品質も良く、フルーティーな健康食として皆さんの健康に役に立てるようになってきている。紀州梅の会は今後も皆さんのご指導をいただき、生産者、農協、行政が一体となり、梅産業を盛り上げていきたい。また、多くの方々に梅を食べていただき、コロナなどからうち勝ち、さらに体質改善にも役立てていただければ」と語った。 

      本宮町

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