ダンボールアート展
温かい「富士さん」の世界へ
温かい「富士さん」の世界へ
岡本耕政さんによる、ダンボールを用いて額の中に風景などを表現する「岡本耕政ダンボールアート展ほんわかな世界VI~富士さん」が来年2月4日まで、くまの茶房で開かれている。9つの作品が、富士山のある穏やかな世界へ見る人を誘う。
昨年12月に3日ほどかけて静岡県、山梨県を周った岡本さんは、富士山は神々しい特別な山である一方、人々の日常生活の中にある身近なものであるという印象を受け、それを作品に投影。親しみを込めた「富士さん」という呼び方にそのやわらかさを込めた。制作期間は約1年。ダンボールで富士山やまちの情景、人々を表現したほか、空や海などには、紙ひもを使った。
以前から富士山を題材に扱うことを考えていたが、その偉大な存在に躊躇していた。しかし今年60歳の節目を迎え、「自分なりの富士山に挑戦してみよう」と決意。分単位で表情を変える富士山に「見れば見るほど奥深いものがある」という感動を抱きつつ、制作に着手した。
来場者に向け「窓を開けたらそこに富士山がある、という雰囲気にしたかった。作品の中でいろんなことを発見し、楽しんで、その世界の中に入っていってもらいたい。平面ではなく凹凸(おうとつ)があり面白いので、じっくり時間をかけて見てもらえたら」と伝えている。
なお、6月19日の那須川天心と武尊(たける)の格闘技の試合をテーマにした大作品も圧巻の迫力で展示されている。年明けに縁起物の作品と入れ替える予定。
TEL0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~18時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~18時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日