2月1日から始まる尾鷲神社ヤーヤ祭りの成功と大漁を祈るしめ縄掛け神事が24日朝、尾鷲市大曽根浦の掛け磯であり、法被姿の男たちが夫婦岩に大しめ縄を掛け渡した。
「その昔、大宝天王社(尾鷲神社)の御神宝である獅子頭がこの掛磯に打ち上げられた」という伝説があり、この磯を神聖な地として敬い、毎年1月の吉日を選んで新しいしめ縄を張っている。
午前9時ごろから旧漁協前の岸壁でしめ縄作りが行われ、地元住民や出身者ら25人が参加。市内の農家から提供された稲わらを束ねて編み込んで長さ約10メートルの大しめ縄を作り、中央部に藁垂(わらだれ)と紙垂(しで)を取り付けた。
1時間足らずで編み上がったしめ縄は徒歩でおよそ500メートル離れた掛け磯まで運び、夫婦岩に掛け渡してお神酒で清め、柏手を打って祭りの成功と海上安全、大漁を祈願した。
この後、近くにある大宝天王遥拝所に参拝した。
神事を取り仕切った大曽根浦区の西倫生区長は「この神事でいよいよ祭り気分が高まってくる。無事に、盛大に行われることを祈っている」と話した。
獅子頭の制作は1590年代といわれているところから、しめ縄掛け神事もそのころから始まったものと思われ、400年以上も続いている伝統の儀式。昭和48年、尾鷲市無形文化財に指定されている。
