尾鷲商工会議所青年部のドッジボール大会が13日、尾鷲市光ヶ丘の東紀州くろしお学園おわせ分校体育館で行われ、小学生から大人まで約260人が白熱した試合を繰り広げた。終了後は豪華景品が当たる大抽選会もあり、大いに盛り上がった。
同部40周年の記念事業で、20周年もドッジボール大会を行っていたことから20年越しで再度取り組んだ。
大会は小学生の部と一般の部に分かれたトーナメント戦。1チーム8~10人のチームが対戦し、日本ドッジボール協会の会員が審判として試合を取り仕切った。
出場者は子どもも大人も気合十分。中には全員鉢巻きを巻いたり、オリジナルのチームTシャツを用意してきた人もいた。
最初の方の試合は、投げる時にラインを踏んでしまうオーバーラインがよく起こって試合が時々止まったが、選手は前のチームの試合を見たり、説明書を読んでルールを覚え、次第にスムーズに試合が進むようになった。ボールを当てて喜び、当てられて悔しがり、試合展開に一喜一憂しながら勝利を目指していた。
小学生の部は15チームが出場し、「どうしんと愉快な仲間たち」が優勝。チームの一員の小川凜和さん(賀田小4)は「みんなで一位がとれたのでうれしくて、今日はすごく楽しかった。またやりたい」と笑顔で話した。
一般の部には13チームがエントリーし、「アラタンズ」が制した。
試合後は大抽選会があり、チーム名と名前を呼ばれた人がくじを引き、景品を当てていった。1等のニンテンドースイッチ2が当たると、どよめきが起こり、当選者は周りから祝福を受けていた。
小倉裕司会長は「子どもたちも多く集まってくれて、こちらが元気をもらえるようなイベントになった。ドッジボールも公式のルールに則り、これからのスポーツ振興のきっかけになれば」と話した。
