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サンティアゴの道を絵地図で 熊野古道センター

4月22日に講演会も
 
 三重県立熊野古道センターの特別企画室で「みんなで歩こうサンティアゴ・デ・コンポステーラ展 絵地図でめぐるスペイン巡礼道の旅」が開かれている。
 
 津市出身のイラストレーターで絵地図作家の植野めぐみさんが、2012年にフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから巡礼道「カミーノ・デ・サンティアゴ」を経て、スペイン最西端のフィニステーラ海岸まで計890キロを踏破した時に撮影した写真を元に製作した絵地図の原画コピー37点、挿絵のイラスト原画18点、幅2メートルの大絵地図など合わせて56点を展示している。
 
 植野さんによると2020年から、他の仕事の合間に今年3月まで制作していたもの。制作期間は10か月程度。近々3冊の冊子の形で刊行を計画しているという。
 
 撮影した約1万2000枚の写真を見ながら、通常の人が1日で歩く範囲を四つ切サイズ1枚に構成し、ルートのほか街や風景、建物、記念碑など、心に残ったものを描き込んでいる。水彩画にアクリル絵の具を加えたぬくもりが感じられるタッチの作品が並ぶ。同センターは「徒歩だからこそ見える世界が緻密に表現されたイラストを通して、道の世界遺産の魅力を感じてもらえると幸い」と観覧を呼び掛けている。
 
 22日(土)午後1時30分から、付属講演会「カミーノ・デ・サンティアゴを歩く 体ひとつでつなぐ旅」を行う。植野さんが、原画のモデルとなった景色のスライドとともに、巡礼路の魅力について語る。植野さんは「ルート以外の外部の道にフォーカスしてカミーノのお話をします。ぜひ聞きにきて下さい」と話していた。
 
 申し込みが必要。21日(金)まで受け付けている。申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。
 
 
<付属 イベント概要>
 
    講演会「カミーノ・デ・サンティアゴを歩く 体ひとつでつなぐ旅」
  • 日時:4月22日(土)午後1時30分
  • 場所:三重県立熊野古道センター
     
     申し込みは4月21日(金)まで
     
  • 問合せ・申込み:
    三重県立熊野古道センター(電話0597-25-2666)

      尾鷲市

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