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自発的なつながりが重要 健康寿命を延ばして地域で暮らす

 尾鷲市社会福祉協議会は、共助・互助による支え合いの仕組みづくりの啓発と担い手育成の取り組みとして「わがらの町の〝暮らし〟ささえ合い塾」を開いている。9月27日には、全国コミュニティーライフサポートセンターの池田昌弘理事長が「健康寿命を延ばそう 人も地域もイキイキ」をテーマに講演した。
 
 池田理事長は、全国社会福祉協議会の職員を経て、さまざまな福祉団体で勤務。日常の暮らしの中にある住民同士の支え合いを地域の〝お宝〟とし、制度やサービスを上手に活用しつつ、お宝を生かす地域づくりを推進している。新型コロナウイルス感染症の影響でつながりが希薄になるなか、つながりを切らない情報交流ネットワーク共同代表を務めるなど、つながり続けることの大切さを発信している。
 
 講演で池田理事長は、2019年の調査で、寿命と健康寿命の差が男性で8.73年、女性で12.06年あると説明。「若年層が減り、年齢層の高い高齢者が増える地域では、特に健康寿命で人生を全うできるような努力が必要」と呼び掛けた。
 
 高齢者自身については、「今日、行くところがある」「今日、用事がある」ことが大切と説明。「いくつになっても日常のつながりの中で、身近な仲間と支えたり、支えられたりする関係が大事」と語った。
 
 コロナ禍で3密の回避が求められ、大勢で集まる場がなくなったことに言及した上で、自治会や老人会などで人を集めて行事をすること以上に、お茶を飲んだり、近所や趣味の仲間で声を掛け合ったりと自発的に集まる、つながることが大切と呼び掛けた。
 
 支え合いには見えるものと見えにくいものがあるとも指摘。「支援のプロと地域のプロと、つなぐプロの協働が重要」などと述べた。
 
 5日(水)午前10時から、市立中央公民館で、事例紹介の講座が開かれる。

      尾鷲市

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