尾鷲市と紀北町の小中学校で25日、修了式が行われた。式に臨んだ児童生徒らは1年間を振り返るとともに、4月からの新学期に向け意欲を新たにした。
このうち尾鷲市立矢浜小学校は、全校児童が体育館に集合し、式に臨んだ。上野泰和校長は、まず子どもたちに「新型コロナウイルス感染症のため、悲しい思いや辛い思いをさせてしまった。ごめんなさい」と謝罪。子どもたちの学校での生活について
- いじめなどがなく、みんなが仲良くできた
- 給食をしっかり食べることができた
- 勉強にしっかり取り組んだ
—などと語り、成長を喜んだ。
また、5年生7人に対しては「4月から6年生になる。新しい1年生にやさしくし、君たちがリーダーになって新しい矢浜小をつくってください」と呼び掛けた。
この後、生活指導や保健の先生が春休みの暮らし方を講話。事件や事故に巻き込まれないように注意することや、早寝を心掛けることなどを求めた。
5年生の樋口聖琉さんは「この1年は(他の地域に)出掛けることができず、楽しいこともあったけど悲しいこともあった。6年生になったら下の子にもっと優しくし、テストでいい点が取れるように頑張りたい」と話した。