三重県立熊野古道センターは3月20日(土)、知られざる熊野探訪ツアー「筏(いかだ)師の道 不動峠を歩く」を行う=チラシ。和歌山県北山村の七色から、和歌山県と奈良県の境になっている不動峠を越えて奈良県下北山村の不動峠口バス停まで歩く。
不動峠の分岐点には安全祈願のための地蔵堂があり、中には自然石に「法華供養塔」と刻まれた石塔がまつられている。江戸時代後半に建立され、当時から旅人や筏師を見守ってきた。
今回のツアーは、かつて林業が唯一の生きる手段であった筏師が命がけで川を下った後、険しい不動峠を越えて家族の元へ帰った道をたどり、その道に刻まれた歴史を感じるもの。
午前8時30分に北山村の道の駅おくとろに集合。七色までバスで移動する。不動峠で昼食を取り、午後1時40分に不動峠口バス停に到着。バスで道の駅おくとろに戻る。
筏師の道観光ガイドの田岡正光さんが案内する。距離は約5.1キロ。トレッキングシューズなど山登りに適した靴を履き、動きやすい服装で参加。雨具などを持参すること。弁当は主催者が手配する。
参加料は1600円(弁当代含む)。定員は15人。応募多数の場合は抽選。
申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。