紀北町地域公共交通会議の本年度1回目の会合が26日、町役場で開かれた。昨年度のバス運行やおでかけ応援サービス「えがお」などの実績の報告と、本年度の活動や予算などを協議。これまで順調に実績を伸ばしてきたおでかけ応援サービスは初めて減少に転じた。いこかバスの海野線の利用者も1000人を下回った。
えがおは本格運行後から実績を伸ばし続けてきたが、2025年度の運行回数は6873回(前年度比32回減)とほぼ横ばいの状況となった。海山地区は443回(同5回減)に対し紀伊長島地区は6430回(同27回減)と、地区によって利用の差が顕著にある傾向は続いている。年代別に見ると80代以上が約45%、70代が約29%と高齢者が移動手段として積極的に活用していることがわかる。
いこかバスの利用者は、海野線は994人(同324人減)と25%ほど減少し、コロナ禍中よりも下回った。便ノ山線は842人(同52人減)で、850人前後で推移している。廃止代替バス河合線は1713人(同211人増)で減少傾向から転じて利用者が増加した。
同会議会長の尾上壽一町長は「健康づくりや生きがいづくりのためにも、移動手段の確保は重要。厳しい状況が続くが、さらなる利便性向上に向けて努めていきたい」と呼び掛けた。


