紀北町社会教育振興会は22日、東長島公民館で第19回大会を開き、長年町内の社会教育活動に貢献した3人と2団体を表彰した。
社会教育の振興と充実を図る同会が、町内の団体の交流を深め、資質向上のための研修の充実を図っている。
本年度は、元町社会教育委員長の久保博文さんに感謝状が贈られたほか、浅川研さんと中村高子さん、ヴィアンカ・コールと和太鼓・賀楽多が表彰を受けた。
表彰状を手渡した氏家稔之会長は「人生100年時代、学ぶ時間も延びている。いつでも、どこでも、誰でも、何度でも学ぶことのできる環境づくり、人と人とのつながりを実感できるよう、微力ではあるがサポートしていきたい」と、来賓の尾上壽一町長は「町の合併20周年を迎えるが、人口の減少や高齢化率の上昇、経済の低迷や物価の高騰、気象状況の変動など社会情勢も目まぐるしく変化している。町としても各種施策をこれからも積極的に行っていく」と語った。
式典後、表彰を受けた2団体による演奏披露も行われた。
感謝状、表彰を受けたのは次の皆さん。
- 久保博文=学校教育現場で長きにわたり活躍し、平成28年度から町社会教育委員を務め、社会教育の充実、発展に寄与した。令和2年4月から6年3月までの4年間は社会教育委員長として、町の社会教育をけん引した
- 浅川研=町スポーツ少年団の本部長を長きにわたり務め、町内のスポーツ活動の推進と体育文化の振興に寄与した。令和2年度から5年度まで、町体育協会会長を務め、コロナ禍で中止していた体育協会事業、マラソン大会や駅伝大会などを再開し、大会長として運営に尽力した。
- 中村高子=合併前の旧海山町時代から婦人会活動に尽力し、合併後も町婦人会連絡協議会副会長、令和2年度から5年度までは町婦人活動会会長を務め、社会教育の振興に大きく寄与した。会長退任後の現在も婦人会会員として社会教育の発展に引き続き貢献している。
- ヴィアンカ・コール=旧紀伊長島町時代から30年にわたり女声コーラスグループとして活動し、各種イベントやコンクールなど、町内外で活躍している。昨年3月には、30周年記念コンサートを開催するなど、積極的な活動は社会教育振興に大きく貢献している。
- 和太鼓・賀楽多= 海山芸能道場「賀楽多」として発足20周年を迎え、地元中学校との合同演奏会や友好都市である四條畷市の文化団体とも活発に交流している。昨年12月には20周年記念公演を開催するなど、積極的な社会教育振興に大きく貢献している。