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救助技術大会前に激励受ける 訓練成果を住民の安心安全に還元

 三重紀北消防組合は28日、紀北町船津の海山消防署で第52回消防救助技術東海地区指導会に向けて激励会を開いた。陸上と水上の部の計3種目に出場する選手が組合管理者の加藤千速尾鷲市長から激励を受けた。

 指導会は陸上の部が7月11日(木)に鈴鹿市の三重県消防学校で、水上の部が25日(木)に名古屋市守山区の名古屋市消防学校で実施される。いずれも東海3県の各署から選抜された署員が出場し、救助技術の正確性、迅速性を競う。 
 
 4月から週2~4回の訓練を実施。場合によっては公休を返上して、速さと正確さの向上に取り組んできた。激励会には加藤市長、副管理者の尾上壽一紀北町長、宇利崇消防長らが出席。監督、選手の紹介の後、署内の訓練施設で、陸上の部の障害突破の訓練が披露された。
 
 障害突破は5か所の壁を越える、はしごを上る、ロープ渡過、高い場所からのロープによる緊急脱出、煙道の5つの障害を突破して、所要時間と安全性、確実性を競う。雨が降っている中で、選手らはけがをしないように気を付けながらも、連携して素早い動作で各障害を突破し、ゴールラインを駆け抜けた。
 
 加藤市長は、日々の業務遂行と仕事の合間を縫って厳しい練習をしていることに感謝と経緯を示し、また、能登半島地震被災地への派遣をねぎらったほか、昨年1年間の救急出動件数が過去最多となったことに言及。「災害が多種多様になっており、管内の医療資源の減少や高齢化で救急の管外搬送が増えている。消防に対する地域住民のニーズがより高くなっていることを認識して」と呼び掛け。職員一人一人の資質向上と組織力強化に期待を寄せ「培った知識、技術を住民の安全安心につなげてほしい。本番では厳しい訓練の聖火を最大限発揮してほしい」と激励した。 
 
 水上の部は、常に顔が水面に出た状態でクロールと平泳ぎを25メートルずつ泳ぐ個人種目の「基本泳法」、3人一組で浮き輪とロープで水中の救助者を引き揚げる団体種目の「溺者救助」に出場する。
 
 陸上の部の中村賢太監督は、減点0で優秀賞を獲得するのが第一の目標と語り「消防の業務は安全、確実、迅速が重要。平成27年以来の満点を取りたい」と語った。
 
 水上の部の淺尾喜之監督は「紀北健康センターで練習していて、住民にも応援をいただいている。全国大会に出られるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
 
 出場選手は次の皆さん。
 
【陸上の部】
古畑  歩、立岡 仁哉
堀内祥太郎、村田 涼介
小西 祐輔

【水上の部】
上村 幸也、板垣 光亮
梅谷  陸
 

      紀北町

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