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島勝線、相賀地区乗り入れへ 海山バスセンター待合所新築

 紀北町地域公共交通会議の本年度1回目の会合が28日、町役場で開かれた。東紀州地域公共交通利便増進実施計画などを協議し、路線バスの島勝線における相賀地区の商業施設沿線の乗り入れ、海山バスセンターの待合所の新築などの計画が提示された。
 
 路線バスは現在の島勝線・尾鷲長島線が、海山バスセンターを乗り継ぎ拠点とした、尾鷲海山線・海山長島線・島勝線に再編されることになっている。島勝線と尾鷲長島線の重複区間を解消することで、持続可能な地域間交通の運行形態の形成を図る。
 
 島勝線は、現在より小型の車両に転換し、午前10時から午後4時まで、多目的広場前、プライスカット海山店、主婦の店相賀店付近のいこかバス便ノ山線の停留所を共用する。路線再編によるダイヤ再編、通し運賃の適用も予定されている。変更は10月1日から。
 
 また、乗り継ぎ拠点として重要となる海山バスセンターを整備する計画があり、待合所の新築、無線LANの接続、学生のための自習スペースを設けることも盛り込まれている。
 
 そのほか、いこかバスや高校生バス通学定期補助金などの実績の報告もあった。紀北町では尾鷲高校の通学定期券におよそ4割の補助を出している。昨年度は22人に76万3000円(前年度比11人増、34万7000円増)を補助しており、利用者が倍増した。ただし本年度に入ってからの継続登録が半減している。制度は口コミやPRの効果で浸透しているものの、部活動などの関係で汽車通学に切り替えるケースもあるとみている。
 
 尾上壽一町長は「高齢者に限らず、外出して人と交流することが健康につながる。全体的な傾向として減便や廃止など公共交通を取り巻く環境は非常に厳しいが、公共交通の維持確保に努め、健康に暮らせる町を目指していきたい」と述べた。
 
 なお、路線バスの地域間幹線系統補助は最大5年間の特例措置で1日あたりの輸送量が15人以上から3人以上に緩和されることの報告もあった。期間は今年10月から令和11年9月末までとなる。
 

      紀北町

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