• 2024年人事異動
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

町の仏像をより知って 紀伊長島資料室で企画展

 紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で、第18回企画展「きいながしまの仏像・石塔のみかた~指定文化財についての基礎知識~」が開かれている。3月14日(日)まで。

 町指定文化財を通して、地域の歴史や文化を知ってもらおうと、紀伊長島地区の12の町指定文化財の仏像や石塔を取り上げた。形態や仏教などについて55点の解説資料を展示した。
 
 このうち長島の西町聖観音像、島原の円通閣聖観音像といった聖観音について、仏教の輪廻転生する6つの世界(六道)のうち、最も過酷である地獄道で人々を救う存在だと説明がある。頭部にある宝冠や宝髻(ほうけい)、背中の光背、手の与願印や説法印、仏が座る蓮華座など、仏像の部分について紹介している。
 
 大原の大昌寺の大原不動明王像については、背中に燃え盛る「火炎光」、悪魔や煩悩をくじく宝剣、不動明王特有の上に向く右牙と下に向く左牙の「牙上下出(がじょうげしゅつ)」などを説明している。
 
 このほか、下河内観音石仏、片上一理塚石仏碑、道瀬五輪塔群、奥村墳墓、江竜庚申碑、養海院庚申碑、長島城跡の五輪供養塔、助休庵石地蔵、地蔵院庚申碑を紹介している。
 
 浅原俊昭主事は「町の文化財を知ってもらい、より親しみをもってもらうきっかけになれば」と呼び掛けている。
 
 開場時間は午前9時から午後5時まで。月曜日と祝日は休館。
 

      紀北町

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      イベントカレンダー

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ