令和7年新宮市二十歳の集いが4日、新宮市下本町の丹鶴ホールであった。2004年(平成16年)4月2日~2005年(平成17年)4月1日生まれの196人が晴れ着姿で出席。家族や地域の人々が見守る中、古里の友人と共に未来への新たな歩みを始めた。
国歌・市歌斉唱、速水盛康教育長による開会の辞に続き、田岡実千年市長が主催あいさつ。「二十歳を迎える皆さまは、さまざまな期待を胸に社会で活躍されると思います。社会生活では、思うようにいかないことや厳しい現実に直面することもあると思いますが、そのような困難を成長できるチャンスと捉え、果敢にチャレンジし、自らの成長につなげていただきたい。自ら責任をもって、世のため、人のために行動してください」と呼びかけた。
その後、出席者を代表して寺岡美結希さんが二十歳の言葉。「自然に囲まれたこの新宮市で私たちはたくさんの人たちから愛情を受けて成長しこの日を迎えることができました。地元を離れ大阪で専門学校に通い、今までとは全く違った生活に、新宮市が恵まれていることに改めて気づかされました。高齢化が進み人口が減少しているという問題には現実として受け止めなければいけないが、都会にはない自然や人の温かさなど誇れるものはたくさんある」と伝えた。
また、「新宮市がより良いまちになるように、自分と古里に自信と誇りを持って責任を持った行動をするように心掛け成長していく必要があると思います。一人では何も変わらないかもしれません。でも、私たちにはいつも優しく、時には厳しく見守ってくれる家族や友人、地域の人たちがたくさんいます。まだまだ未熟な私たちですが甘えてばかりではいられません。人生の先輩方や仲間たち、そしてこれから私たちに続く後輩たちと一緒に今後の新宮市の発展を考え、新宮市出身であること、新宮市民であることに誇りを持ちどこにいても恥ずかしくない責任ある行動ができる大人になるよう日々努力していきたいと思います」と結んだ。