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放水後、車両パレードも 大規模災害時は地域防災中核に 尾鷲市消防出初め式

 尾鷲市消防出初め式が11日、市立中央公民館と市役所前駐車場で行われた。三重県消防協会や市長表彰のほか、2隊が市役所本庁舎に向けて放水を行い、任務に臨む気持ちを新たにした。終了後には車両15台によるパレードもあった。
 
 式典には西川容生団長、各分団長、表彰を受ける団員の合わせて80人と、下村新吾副市長、鈴木さおり紀北地域活性化局長ら来賓多数が出席した。加藤千速市長は急用で欠席した。
 
 式では県消防協会の功績章を受章した大川順規さん(第12分団員)ら15人を表彰した。式辞で下村副市長は、団員の日ごろの活動に謝辞を述べるとともに、表彰を受けた団員に「ますます消防活動に精励し、市民から信頼され、他の模範・手本となる活躍をすることを期待している」などと呼び掛けた。
 
 また、昨年8月8日の日向灘地震に言及し「緊張感が高まった1週間だった」と振り返り、「あらためて地震・津波に対する日ごろの備えの必要性を実感した」と述べた。
 
 さらに、全国的に災害対応活動中に消防団員が命を落とす事案が発生していることから「安全に活動され、必ずご家族の元にお帰りいただくよう、日ごろの訓練に精励されることを願います」と求めた。
 
 一見勝之知事のメッセージを代読した鈴木局長は、昭和東南海地震から80年が経過し、阪神淡路大震災発生から17日で30年の節目になることを紹介し、「消防団の皆さんには、大規模な災害時において、地域に密着した消防活動の中核として、地域の住民から寄せられる期待が大きくなっている」と述べた。さらに「人を救うのは人」という言葉を挙げ「火災や災害はいつどこで発生するか分からない。そんな時、まっさきに駆け付け、命と財産を守ってくれるのは皆さん。要救助者を救うとともに自身も必ず生きて帰るという気持ちを胸に、今後も消防活動に精進していただければ」と呼び掛けた。
 
 来賓祝辞の後、西川団長が「全員一層の団結を強固にし、任務の遂行にまい進し、みなさんのご期待に沿うことができるよう努力する」などと答辞を述べた。
 
 式典後、市役所前に移動。第1分団と第3分団の団員8人が代表し、2本のホースで庁舎に向け放水。終了後は団員や見物に訪れた約50人の市民から拍手が送られていた。
 
 表彰を受けた人は後日紹介する。

      尾鷲市

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