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熊野速玉大社「扇立祭」14日斎行

 新宮市の熊野速玉大社の例祭「扇立祭」(おうぎたてまつり)が14日(火)夕方から、斎行(さいこう)される。国宝檜扇の写しを神前に開帳し、夏に流行しやすい病気や作物につく虫を追い払い、健康と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する神事。当日は神事に続き、扇立祭奉賛会による神賑行事として、演歌歌手・里野鈴妹(すずめ)さんと中村唯人さん2人の歌唱奉納と、中学生以下対象に福引大会も実施する。雨天決行。
 
 
奉賛会の神賑行事
歌手2人の歌唱奉納
 
 里野さん、中村さんの歌唱奉納は午後6時20分から、境内の扇立祭舞台で行う。
 
 里野さんは兵庫県川西市出身。2023年日本クラウン新人オーディションで準グランプリを獲得した。24年9月にデビューシングル「バカ酒場」をリリース。昨年10月にはデビュー第2弾作品「島酒場」を発表した。酒場で逢ったゆきずりの男を想って心が揺れる、島の女を描いたメジャー演歌作品で、里野の声質が生きるメロディラインを追求している。カップリング曲「越後恋歌」は気丈な越後女の本音を歌ったダイナミックな演歌となっている。
 
 中村さんは茨城県坂東市出身。2025年6月に現役高校生で鮮烈デビューを果たした。10代最後となる年に贈る瑞々しさ100%のセカンドシングル「ほとばしる青春!」をリリース。女性を中心に確実にファンを増やしつつあり、今後の活躍が注目される。
 
 
■福引はマイナンバー持参
 
 福引大会は午後5時から、境内の神門横で行う。マイナンバーカード(コピー可)を持参した中学生以下が対象で、先着200人。空くじなし。1人1回限定で、マイナンバーカードがなければ参加できないため、必ず持参するよう呼び掛けている。
 
 
「熊野檜扇」を開帳
 
 日本には国宝の檜扇が18握あり、うち11握が同大社に伝わる。檜の薄い板の木目の美しさを生かして彩色、金箔、銀箔が施され、室町時代から「熊野檜扇」として伝わっている。現在神事に使用している檜扇7握は昭和39年に模写された複製品(レプリカ)で、本殿の速玉宮のみ、先々代の上野殖宮司が模写したものを祀(まつ)る。檜扇のサイズは、本殿用の大きいものが高さ1.5メートル、幅1.65メートル。各社殿の6握は、高さ80センチ、幅1.3メートル。それぞれに色彩豊かな図柄が描かれている。
 
 祭りを控え今月1日には、檜扇の蔵出しが行われた。神職が収納箱から7握を取り出して並べて開き、ほこりを払い、虫干し。巫女(みこ)が台座を丁寧にふき上げた。
 
 神事は午後5時30分から、関係者が参列して斎行。本殿と各社殿に開帳される檜扇は午後8時ごろ(予定)まで鑑賞できる。

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