熊野地方の食文化を代表するさんまをテーマにした「第11回熊野きのもとさんま祭り」が、1月25日(日)に熊野市木本町の本町(熊野商工会議所周辺)から記念通りを会場に開催される。時間は午前9時から午後2時まで。毎年恒例となっているさんまの丸干しの振る舞い1000食を用意し、さんま寿しなど関連商品や地域の特産品、雑貨などの物販店舗は総勢37出店が出店予定。
熊野商工会議所主催、熊野市記念通り商店街振興組合・ぜんざい市の会、熊野市商店連合会共催、熊野市後援。
振る舞いのさんま丸干しは千葉県産のさんまを熊野市で加工したもの。もともと三重県南部は脂の落ちたさっぱりとしたさんまが多く水揚げされ、丸干しやさんま寿司といった独自の郷土料理に発展し、さんまを並べて干す様子を”さんまの銀すだれ”といって冬の風物詩となっていた。近年さんまの水揚げが極端に減少したため銀すだれを見かけることも減ったが、イベント会場では1000本の丸干しを吊るして振舞う。振る舞いは10時から。丸干しは、会場に設けた炭火の特設焼台で焼いて味わうことができる。
当日は熊野いこらい市も開催し、購入500円ごとに地元特産品の当たる抽選券を配布する。さんま関連商品他、数量限定のものもあり、なくなり次第終了となる。
主催は「さんまと言えば一般的には秋の名物だが、熊野では冬の名物。熊野の食文化をより深く知ってもらえたら」と来場を呼び掛けた。
小雨決行(規模縮小で開催する場合あり)、雨天中止。駐車場は木本小学校グラウンド(雨の場合は使用不可)。路上駐車は避けてほしいと呼びかけている。
問い合わせは、熊野商工会議所(電話0597-89-3435)。
