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下里水路観測所を公開  測距観測の実演も 「海上保安庁の日」関連行事

 第五管区海上保安本部下里水路観測所(那智勝浦町下里)は5月10日(土)、「海上保安の日」(5月12日)の関連行事として、観測施設公開と人工衛星レーザーの測距観測の実演を行う。
 
 当日は1部(昼間)午後3時~4時30分、2部(夜間)午後7時~9時の2回行う(入場は各部開始の20分前から可能)。
 
 実施内容は、
  • 海上保安庁と下里水路観測所の業務紹介
  • 観測施設公開と人工衛星レーザー測距観測の実演
 
 申し込みは4月23日(水)~5月7日(水)の期間、電話またはメールで受け付ける。申し込み時に1部、2部のうち希望する「部」と代表者氏名、人数、連絡先を伝える。メールでの申し込みでは、件名に「見学希望」と明記する。定員は1部、2部いずれも先着20人。高校生以下が夜間に参加の場合は保護者の同伴が必要。
 
 同観測所は現在、海上保安庁唯一の水路観測所で、船舶の航行に必要な情報を収集するための組織として昭和29年に設立された。地磁気観測や天体観測を行ってきたが、現在は昭和57年から開始した人工衛星を標的としてレーザー光を用いた測量「人工衛星レーザー測距観測」を行っており、この観測では東アジアで最も歴史のある観測所となっている。令和5年6月7日には通算の観測成功数が5万回に到達。41年間観測を積み重ねて節目の記録となった。
 
 当日、気象警報が発令された場合は中止となる。観測所近くでは道幅が狭くなっており、駐車整理に協力をお願いする場合があることを伝えている。また、周囲には売店や自動販売機はなく、必要な人は各自で用意する。
 
 申し込み・問い合わせは、下里水路観測所(電話0735-58-0084、平日午前9時~午後5時)。
 

【海上保安の日】
 昭和23年5月1日に設立された海上保安庁を国民に広く知ってもらうとともに、信頼を深めてもらうことを願い制定した記念日。日付は昭和23年5月12日に初代長官・大久保武雄氏の手により、庁舎屋上に初めて海上保安庁の庁旗が掲揚されたことに由来する。
 
▼申し込み
(jcg5shimosato-6p6i@mlit.go.jp)
 

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