紀宝町の冬の風物詩「光の祭典in紀宝」が1日、同町大里のふるさと資料館前広場で始まった。名物の高さ約20メートルのツリーや光のトンネル、迷路などカラフルなイルミネーションが来場者を楽しませている。点灯時間は午後6時~10時、点灯期間は来年1月5日(日)まで。
同祭典は、約20万個の電球が幻想的に輝くイルミネーションで、毎年町内外から多くの人が訪れている。魅力あるまちづくりを目的に、実行委員会(古屋敷久会長)が主催、同町商工会青年部などが協力し、官民一体となって運営している。
会場には、サンタやトナカイの飾り物、ハートや天使の羽の写真スポットのほか、デザインコンテスト金賞作品のオブジェも飾っている。人気の迷路は、中央にあるボールのボタンを押すと、一定時間ライトが点灯する仕掛け。
点灯初日にはカウントダウン点灯式が行われ、暗闇に一斉にイルミネーションが輝くと、来場者から歓声が上がった。シャボン玉の演出もあり、子どもたちがにぎやかに追いかけていた。シャボン玉は期間中の土日に予定しており、同日にはイルミネーションの購入費用などに使う協力金を寄付した人に温かい飲み物のふるまいがある。
21日(土)午後5時からは、イベント「キラフェス」を開催。ステージ発表やお菓子まき、プレゼントが当たる抽選会などを計画している。31日(火)と1月1日(水・祝)の2夜はオールナイトで点灯する。
これまで赤や青、緑などの原色が多かったが、今年は古屋敷会長の提案で、ピンクや水色、ライトグリーンなど優しいカラーの電飾を取り入れ、明るい雰囲気に仕上がっている。「ボランティアの皆さんで頑張って飾り付けましたので、ぜひ多くの人に見に来ていただきたい」と来場を呼び掛けている。