尾鷲市向井の三重県立熊野古道センターで19日から、尾鷲山草会の展示会が行われている。楠直次会長をはじめ会員9人が約120種・150点の山野草を出品しており、来場者を楽しませている。
キイジョウロウホトトギスや、ベニアシ、ハナワラビなど、よく見れば特徴のある草花が並ぶ。世話人の堀内良二さんによると、北陸・新潟県から九州まで産地は幅広い。今夏は猛暑で、かつ昨年から平均気温が平年に比べ2度ほど高くなっている影響で、枯れてしまったり弱くなってしまった草花も多いという。堀内さんは「その中でも、寒冷紗をかけるなど、うまく育ててもらった」と話す。
会員の男性は「いろいろな植え方ができるのが面白い。草一つでも、いろいろな景色が作れる」と魅力を語る。大小、丸・角の鉢植えのほか、岩や瓦を花台にしたものもあり、展示の様子も楽しめる。
20日(日)は午前9時から午後3時まで見られる。